お弁当

娘たちがまだ保育園に通っていた頃、普段は保育園の給食が出るためお弁当を作ることはなかったが、遠足などのイベントがある時は、お弁当を作っていた。
料理が得意ではないため、その頃の私は、「お弁当をきちんと作らなければならない」と堅苦しく考えていた。
周りの目が気になっていたという方が正しいかもしれない。
お弁当の本を買ったり、職場の人達にどんなおかずを詰めているか聞いたりしていた。
周りのお母さんたちは、キャラ弁や、彩りの綺麗な見栄えの良いお弁当を作っていたので、とてもプレッシャーだった。
私はキャラ弁など作れなかったので、彩りと栄養バランスを優先して、前日の晩ご飯のおかずの残りや冷凍食品を利用して何とかお弁当を作っていたように思う。

娘が小学校に上がると、共働きだったため、娘たちは留守家庭子ども会(学童)のお世話になった。
夏休みになると、平日は毎日、留守家庭子ども会に通わせたが、お弁当を毎日持たせるのが大変だった😅
しかし、あんなにお弁当を作るのが苦痛だった私の考え方は、180度変わった。
なぜなら、キャラ弁でもない、ご飯とちょっとしたおかずを詰めただけのお弁当を、娘が「美味しかった❗️」と言って、毎回、残さず食べてくれたからだ。
嬉しかったし、気持ちがとても楽になった。
どんなお弁当でも愛情込めて作れば、気持ちは伝わるんだと思った。
何も気負う必要はないんだ、ということを学んだ。
今では、娘から「これは入れないで欲しい」とか「これは飽きた」など意見を言われることは増えたが、有り合わせのもので、ある程度彩りを考えながら手早く作れるようになったと思っている。
そして、何よりも楽しみながら作れるようになったと思う😊