高校時代の3年間、吹奏楽をやっていた。楽器はホルンを担当。
この頃の部活の同級生たちとは、高校卒業後、何度か会う機会はあったが、それぞれが遠方の大学に行ったり、結婚したりして地元を離れたため、段々と疎遠になっていった。
あれから32年。当時部活の顧問をしていた先生が、還暦を迎えられるとのことで、地元の文化センターで記念演奏会をすることになった。
疎遠になっていた同級生が、私の年賀状の住所を頼りに、お知らせの手紙を送ってくれた。
当時の吹奏楽部の仲間で、グループLINEを作っているとのこと。
連絡が途絶えている仲間もいるので、全員ではないが、演奏会を観にくる人、演奏会に出る人もいるらしい。
懐かしくて、演奏会を観に行くことにした。
私は演奏があまり上手ではなかったので、苦い思い出があるものの、それ以上に、苦楽を共にした仲間に会えるのが嬉しかった。
そして、演奏会当日。お互い歳をとっているけど、皆、面影があって、顔を見るとすぐに誰だか分かった。
20年以上会っていなかったのに、学生当時の先輩の話や先生の話題で、話に花が咲いた。
長い年月を感じることもなく、自然に話が出来て楽しかった。
苦楽を共にした仲間の絆と言うものを感じた。
演奏会では、学生当時、演奏していた曲も聴くことが出来て、懐かしかったし、他の曲の演奏を聴きながら色々な事が思い出された。
そして、何よりも旧友との再会が一番嬉しかった☺️
